貴船総本宮
貴船神社(きふねじんじゃ)
御祭神:闇淤加美神(クラオカミノカミ)/高靇神・闇靇神(タカオカミノカミ・クラオカミノカミ)
■水を司るとされる女性の神様です。
■女性の神様ですので、美容や病気・悩み…etc 女性に関する事にも強い神様。
龗 ←環境依存文字なので文字バケして見える場合もあるかもしれませんが、公式サイトで紹介している御祭神の正式な漢字です。
雨冠に口3つ口口口、その下に龍
本宮境内

本宮の本殿がは2007年に新しく建て替えがされました。
絵馬の発祥の地

古来、祈雨の際に晴れを願うときは白馬を、長雨を願うときは黒馬をが奉納されていたが、
その後、馬に代わり「馬の絵を描いた木の板」が奉納されるようになった。
この馬の絵の板が現在の「絵馬」の原型となったと言われています。
聖なる水

本殿前に湧き出る水は神域の貴船山より湧き出ている、云わば神様の御神気のこもった御神水。
一度も枯れることなく湧き出ていると言うこの御神水は「聖なる水」と紹介され、全国各地から多くの人が御神水を求めに来るそうです。
水占いおみくじ
水を司る神様なのでおみくじも”水”です!
何も書かれていない「おみくじ」から1枚選び、境内の湧き水につけると文字が浮かびあがってきます。
本宮より沿道をさらに山の上へと向かっていくいくと、貴船神社・中宮「結社」(写真左)、貴船神社・奥宮(写真右)があります。


本宮より中宮「結社」まで徒歩約5分ほど。


中宮「結社」

御祭神:磐長姫命(イワナガヒメノミコト)
■縁結びの神
『我長くここにありて、縁結びの神として世のため人のため良縁を得させん』
と言ってこの地に鎮まり、様々な形の縁結びの神として信仰されています。


和泉式部が夫との夫婦仲を取り戻したいとお参りに来た際、貴船川に飛ぶ蛍を見て、切ない心情を歌に託して祈願し願いがかなった、という言い伝えがあります。
ものおもへば 沢の蛍もわが身より あくがれいづる 魂かとぞみる
和泉式部~後拾遺和歌集~
『あれこれ思い悩んでここまで来ますと、蛍が貴船川一面に飛んでいます。
そのはかない光は、まるで自分の魂が体から抜け出て飛んでいるようでございます。』

御神木「桂」
いくつもの枝が天に向かって伸び、上の方で八方に広がる姿が、御神気が龍の如く大地から勢いよく立ち昇る姿に似ていることから御神徳の象徴となっています。
神道での体力の気が衰えることを「気枯れ(けがれ)」といい、この御神木に触れ、気力体力を再生・充実する運気上昇(開運)として信仰されているそうです。
以前は細長い葉を結びつけて祈る習わしがあったそうですが、現在は社務所でいただく「結び文」に願いを込め「結び処」に結ぶ形になっています。
奥宮まで、中宮(結社)から徒歩約5分、本宮からは徒歩約10分ほど。

貴船神社 奥宮

御祭神:高靇神(タカオカミノカミ)・船玉神(フナダマノカミ)
闇靇神(クラオカミノカミ)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)も祀られているとも伝えられているそうです。


貴船神社の創建の地
~ 神社に伝わる伝説 ~
玉依姫命が黄船にのって、淀川~鴨川~貴船川をのぼり上陸したこの地に水神を祀ったのが起源、とされる伝説があるそうです。
奥宮の本殿の下には龍穴があるとか・・

御神木 「連理の杉」
杉と楓が和合したもの
連理とは、別々の木が重なって一つになる意味で、
夫婦・男女の仲睦まじいこと。
京都の貴船神社は、貴船山の全体が神域でもあり、ご神体でもあります。
貴船川「川床」
貴船神社の側を流れる貴船川。
清い川と澄んだ空気の中で食事ができる夏の風物詩「川床」でも有名!
貴船川は鴨川へと流れていて、そちらでも川床が楽しめます。
●京都の奥座敷・貴船川のお店…貴船観光会
~京都『貴船神社』へのアクセス~
叡山電鉄「貴船口」駅下車~バスor徒歩~貴船神社本宮
⇓
【バス】…「貴船口」駅を出てすぐ目の前にあるバス停から乗車~「貴船」下車。(約5分)
※時期によって異なる場合があるのでバスの時刻は要チェック!
【徒歩】…「貴船口」駅より約20~30分(時間と体力に余裕があればオススメ)
貴船口駅に着いた時間帯(am8:00ごろ)が早すぎて、バスの始発までまだ待つ時間もありトボトボ歩いて行ってみました。
早朝ということもあり、貴船山の澄んだ自然の空気に浄化されていく気分でおだやかな時間の流れを感じられます。
歩いて30分とはいえ、山なので上り坂です!
思った以上にとても時間がかかりました。
参考
■貴船神社アクセス…電車・車・バス、それぞれのアクセス詳細&時刻表
■貴船神社 公式サイト